ロイヤルバレエ シネマシーズン「ラ・バヤデール」

ロイヤルバレエのシネマシーズン「ラ・バヤデール」を見ました。。

MCは安定のダーシー&オレ。
ライブシネマなので、とにかくキャストが豪華!!ニキヤのマリアネラ&ソロルのワディム&ガムザッティのオシポワ!
ロイヤルのバヤデールは、タマラ&アコスタ&マリアネラのDVDを持っていることもあり、マリアネラのニキヤがとても楽しみでした。

◎ニキヤがベールをとる瞬間が個人的にとっても大好き。そして、マリアネラの神聖で綺麗なこと、、引き込まれました。

◎ガムザッティVSニキヤは二人とも迫真の演技。オシポワに演技のイメージがあまりなかったのですが、思いの外良くて!今回の大きな発見のひとつでした。

◎影の王国のバリエーション、ユフィさんの柔らかいポールドブラはいつみても美しい。。。ヤスミンのとてもコントロールされた踊り。茜さんもとてもきれいだけど、もう少しあっさりした表現の方が私は好みです。

◎ワディムのトゥールザンレール、面白いほど決まっていく!みていて爽快でした。マリアネラのアントゥルラッセもとても高く、美しい。

◎アレクサンダーのブロンズアイドル、彼らしく安定感のある踊りで、ジャンプもターンもきまっていました。

◎最終幕はまたまたオシポワの演技に引き込まれました。婚約式での勝ち気でニキヤに見せつけるような雰囲気から一変、結婚式なのにとても寂しげで、花嫁とは思えない。ソロルを見る目や仕草の一つ一つからは、不安や後悔のようなものも感じられる気がしました。新たなガムザッティ像を見させてもらえました!

ラ・バヤデールのソロルって、古典バレエの中でもトップを争えるほどダメンズダメンズソロルが招いた悲しい結末ではあるんですが、憎しみが憎しみを呼ぶ、まさに負のスパイラル。それぞれの交錯する思いが、ロイヤル得意の演技からも豪華キャストの踊りからも紡ぎ出される、素晴らしい公演でした。